お遍路用の道具【菅笠】

【菅笠(すげがさ)】
巡礼の伝統的な道具の一つであり、また、日光や雨をしのぐ、旅のための実用
品でもあります。
菅笠は菅という植物から作られており、農作業でも良く使われています。
その他にも、ヒノキ製の笠や、竹製の笠(網代笠)などがあります。
お遍路で使われるものを、特に「へんろ笠」と呼ぶこともあります。
 
お遍路で良く使われるものは、弘法大師を表す梵字と、弘法大師とともに旅を
しているという意味の「同行二人」という文字、「迷故三界城」、「悟故十方
空」、「本来無東西」、「何処有南北」という文字が書かれているものです。
読み方は、「迷うがゆえに三界はしろなり」、「悟るがゆえに十方は空なり」
、「ほんらい東西無く」、「いずくんぞ南北あらん」となります。
 
被る際は、梵字が前になるように被ります。
菅笠は、お堂の中でも取らなくても良いことになっていますので、被ったまま
参拝をすることができます。
手持ちの帽子を被っても構いませんが、菅笠は風通しが良く、頭が蒸れにくい
ので、帽子よりも快適です。
ある程度の雨でしたら、菅笠でよけることが出来ますので、傘を差して歩く必
要もなくなります。
へんろ笠として売られているものには、たいていビニールカバーがついてきま
すので、しっかりとした雨具としても使えます。
菅笠の大きさは様々あります。
日よけとして使うことを考えると大きいものの方が良いように思われがちです
が、あまり大きすぎるとリュックなどに当たって被りづらくなりますし、風の
強い日はあおられやすくなります。
利用目的に合わせて、適度な大きさのものを選ぶと良いでしょう。
 
 

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